2015/10/10 23:07

愛知県愛西市を中心に、障がい者の社会参加を支援しているNPO法人夢んぼの開発部が、
“障がい者とその家族や支援者のための音楽”をつくりました。

  ◇作詞は法人理事長、障がい児の父親です。
   「障がい者や家族を応援する歌がほしかった。自分の子どものことを考えながら詞を書いた・・・」
  ◇作曲は法人職員、アスペルガー症候群の元作曲家です。
   「障がい者でなければ表現できない音楽ができてたらいいんですけど・・・」
  ◇歌は障がい者を撮ってきたカメラマン、録音は地元愛西市の音楽スタジオです。
   「今回の出会いは偶然とは思えない気持ち、応援していきたい・・・」
  ◇CD製作は障がい者がパソコンで。ジャケットを印刷し折るのも、組付けるのも障がい者の手作業です。

暗く重くなりがちな福祉のイメージを音楽によって変えられたら・・・ そんな思いを込めました。
『音楽を通じてみなさんとつながる』
こんな取り組みを、多くの方々に知っていただきたくて、音楽制作プロジェクト第1弾を契機に、お店をはじめてみました。

  楽曲『いまはまだ』・・・“いつの日か夢をかなえる”と障がい者の親の思いを綴った、高揚感のあるミディアム・スローの曲
  楽曲『それぞれの』・・・“自分を信じて”と障がい者本人を励ます、力強さのあるミディアムテンポの曲



私たちは・・・
障がい者が、地域の一員として社会参加・社会貢献できるように、入学前から、小中高の12年間、そして卒業後の就労支援まで、ライフステージに合わせた切れ目のないバックアップによる『総合的な支援』の提供に努めている特定非営利活動法人(NPO法人)です。
『福祉制度の中での自立』から、就職をして『地域社会の中での共生』を目指し、『居場所』と『出番』を用意して、“自助力の向上”をサポートしていきます。

夢んぼ開発部とは・・・
『居場所』と『出番』を増やし、障がい(あるさまたげにより通常の活動がさしつかえる状況)を少しでも取り除くことを目指して、自ら新しい事業を立ち上げる事業開発による「機会の増大」と、もっと多くの方が社会参加できるよう「しくみをつくる・しくみをなおす」ことによる「さまたげ の減少」を両輪に活動しています。

音楽制作プロジェクトとは・・・
障がい者とその家族や支援者のための音楽づくり
作詞、作曲、歌、演奏、製作、何でも自分たちでやって、障がいと向き合う者たちによる障がい者のためのテーマソングをつくり、自分たちのスタイルで音を楽しみ、音楽を通じてみなさんとつながる、そんな思いが詰まった取り組みです。